飼い主の責任


 

法律にも謳われたように動物は私たちと同じように命ある生きものです。飼い主は動物の生態、習性、生理を理解し、動物に合った適正な取り扱いを行うことが必要であり、それは人間社会に動物を引き入れ、飼養下に置いた人間がとるべき責任といえます。ただ「かわいい」、「好き」だけでは飼養はできません。

 

飼い主はその動物に関わる全てに責任があります。ここでいう飼い主の責任には「動物への責任」と「社会への責任」の2つがあります。 

 

「動物への責任」とは共に暮らす動物の健康、安全の保持、終生飼養、適正な環境の確保などその動物の一生に対する責任です。餌と水を与えているだけでは責任を果たしたことにはなりません。

 

その動物の生態、生理に合った、そしてその習性が十分に発揮できる環境を整えることを忘れてはなりません。 

 

次に「社会への責任」とは、飼っている動物が人の生命、身体、財産へ害を及ぼすことを防ぐとともに、周辺への迷惑の防止、自然環境への影響防止の責任です。このため、飼い主は、飼っている動物に対して人間社会で共に暮らす上での必要なしつけや訓練、繁殖制限等適切な管理を行うことが求められます。

 

「かわいがる」と「愛情」は異なります。一時の感情の発露ではなく、上記の責任の裏打ちがあってはじめて「愛情」といえるのです。飼い主責任の遂行、モラルの向上、共生への配慮が社会に行き渡ってはじめて、動物が真の意味で社会に受け入れられるようになるのだと思います。 

 

 

 

 

以上、環境省/ペット動物販売業者用説明マニュアルより抜粋