ペットロス症候群


 

私達は日々生きている中で、日常が日常でないような感覚が時に訪れることがあります。深い悲しみや受け入れたくない現実を目の当たりにした時。今までの生活が一変してしまった時などその訪れ方は人それぞれです。中にはそのことがきっかけで苦しみ、今もその感覚から逃れられない人達もいます。おそらく人間にとって一番深い感情が込み上げる瞬間は愛するものとの別れの時かもしれません。犬を飼うという以上、必ず訪れるのが愛する愛犬との別れ。

 

初めて犬を飼おうとしている方はあらかじめ知っておきましょう。「ペットロス症候群」という病気があることを。

 

■ペットロス症候群とは

これは人間の病です。共に過ごした伴侶犬を失ったことで、大変な悲しみにおそわれ、泣いたり、不眠、食欲不振、胃の痛み、息苦しさなどの症状が現れる精神的な病です。

 

■ペットロス症候群になってしまったら

残念ながら精神的な病が治る飲み薬や注射はこの世に存在しません。だからといって予防することもほぼ不可能です。突然起こり、突然陥る病気が精神的な病なのです。「文明がいくら発達しても、人間の精神レベルはそれほど変わりない」ということも言われています。つまり、鍛えようがないということです。ではいったいどうすればよいのか。もし、このような精神的な病に陥ってしまったら、まずは起きてしまった現実を素直に受け入れて行くしかありません。

 

・ペットの死を現実のものとして受け入れる

・同じ価値観の人間に話を聞いてもらう。

・違う価値観の人間とはしばらく会わないようにする。

・思い出を整理する

・新しい犬を飼う

・自分自身の方法で弔う

 

心と気持ちの整理をしながら、前を向いて歩いて行くしかありません。きっと先に逝ってしまった愛犬も、そう望んでいるに違いありません。

核家族化や少子高齢化によって、飼われたペットの伴侶化が一般的になりつつある中、このような病気も社会問題になりつつあります。これはもしかすると今の世の中、自分の人生すら、うまくバランスをとって生き抜くのも難しい時代に来ているのかもしれません。