感染症とワクチン


 

ワクチンについては、いろいろなところで様々な見解が飛び交っていますが、ここでは環境省の報告資料と、感染症やワクチンの種類などの概要についてご紹介します。

 

環境省報告書「ペット動物販売業者用説明マニュアル」の「健康と安全の管理-5.主な病気(感染症)と予防」にある内容が、ワクチンの概要としてはわかりやすくまとめられていますのでご覧ください。

 

犬の感染症は、一度発症すると命にかかわる危険な病気が少なくありません。しかも感染後の治療は難しく、死亡率が高いのが現状です。中には病気が治っても後遺症に苦しむ場合もあります。こうした感染症を防ぐためには、ワクチン接種や予防薬の服用が効果的。感染症は予防が肝心です。ウイルスによる主な感染症には、狂犬病、ジステンパー、犬伝染性肝炎、犬パルボウイルス、犬パラインフルエンザなどがあります。この他、蚊の媒介で感染する寄生虫の病気のフィラリア症や細菌によるレプトスピラ症などがあります。その他、気をつけたいのはコクシジウム原虫、回虫や鉤虫など腸内寄生虫の感染です。寄生虫の有無は検便でわかります。

 

狂犬病予防接種

※畜犬登録と予防接種は法律による飼い主の義務。

----- 生後90日が過ぎたら第1回目を接種。以後年1回4月に追加接種。

5種(7種、8種)混合ワクチン

※動物病院により、5種か7種かは異なる。犬パルボウイルス感染症には単体のワクチンも有る。

※5種(犬ジステンパー、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルス2型感染症、犬パラインフルエンザ、犬パルボウイルス感染症という5種類の病気を予防するワクチン)

※7種(5種にレプトスピラの2種類の株を加えたもの)

※8種(7種に犬コロナウイルス感染症を加えたもの)

----- 生後50日前後に第1回目、その後3、4週間隔で1回以上接種。以後1年に1回。

フィラリア症予防薬

※気候により、服用期間が異なる。

----- 毎年5月~11月(地域や気候によって異なる)に月1回のペースで服用。

 

以上のようなことが記されています。補足としては、ワクチンには生ワクチン(毒性の弱い、もしくは毒性を弱めた細菌・ウイルスを生きたまま使うワクチン)と不活性ワクチン(病原体を失活させ不活化したもの)があります。副作用やアレルギー反応を起こしたりと、どちらも長所・短所が存在します。また、種類も予防する感染症によって何種類かありますが、これらも薬品メーカーによって効能が変わってきます。ワクチン接種の際は、かかりつけの獣医さんに相談しましょう。ちなみに、予防接種は狂犬病が義務。その他は任意となっていますのでお間違いのないように。