犬のしつけ基礎3


 

■なぜ犬が問題行動をおこすのか?

愛犬の問題行動で日々悩ませられている飼い主達が増加傾向にあるといわれています。最近では特に飼育環境の変化もあってか、大型犬よりも小型犬や中型犬に多くみられるようになっているといいます。その問題行動の中でも「言うことをきかなくなり唸る、吠える、咬む」など、飼い主の手に負えなくなるケースをよく耳にするようになりました。思うに、この一番の原因は「人間が犬という生態を十分に理解していない」から起きているように感じてなりません。一緒に生活していく上で、犬を知るという一番重要なことを飼い主達が欠いているということが大きな原因のように感じてしまいます。犬をしつける際、叱るだけでもダメ、逆に過保護にしてもダメ。人間の親子関係と同じように信頼と自信をもって愛情深く育てることが、何よりも大切だということをきちんと理解している飼い主達には、このような問題行動を起こす犬とは無縁のはずです。犬も人間と同じように、自身が安心して生活するために様々な行動を取ります。このことすら知らない飼い主達が犬を飼えば、それが問題行動として受け取られてしまうのも無理はありません。これは人間達が気付かぬうちに犬を誤って扱ってしまい、犬に誤解を与えてしまっている人間側の行動責任を犬達になすりつけているだけなのではないでしょうか。

 

■問題行動をなくすには?

まずは、犬の体をよくなでてあげ、飼い主に身を任せる状態にさせてあげることからはじめましょう。また、やっても良いこと、ダメなことを繰り返し教えて行くことも大切です。決して飼い主が犬のいいなりになってはいけません。犬があまえて、なでたり、抱っこして欲しいと要求してきた場合でも、まずお手、お座り、待て、伏せなど簡単な号令に従わせてから要求に答えてあげましょう。そうすることで犬に対して主従関係をしっかりと覚えさせます。

 

■ただ遊ぶだけではダメ

犬に対して遊びのルールをはっきりと示すことが必要です。犬が遊ぼうと誘ってきた時も、まずは簡単な号令を出し、それに従わせた後そのご褒美として遊びを開始し、終わりも犬が疲れたからでなく飼い主のペースで終わりを決めましょう。始めと終わりのケジメを明確にすることが重要です。

 
■マーキングをさせない

特にオス犬に多くみられ、これは去勢手術でかなり軽減されます。この問題行動を許していると縄張りを守ろうとして行くようになり、散歩途中アッチコッチに排尿をすることになります。これも飼い主がさせない合図を出し教えることが必要です。必ず飼い主のペースで歩くようにしましょう。

 

■食事もきっちり

1日に2回程度(子犬は3回から4回)の食事ですが、まず人間が食べてから愛犬に与えます。また、15分~30分程度でフードが残っていても食器は片付けましょう。これをかわいそうと思ってはいけません。 犬を家族として考えるのであれば、なぜこのようにしなくてはならないかをもっと知ってあげましょう。